Arm Treasure Data Internship 2018に参加した

#diary 2018/10/22


はじめに

2018年の8月から9月末まで、Arm Treasure DataのR&Dインターンシップに参加しました。 このインターンシップではシステム開発や機械学習などいくつかの領域が募集の対象となっていて、私はフロントエンド開発の枠に参加し、 LDA-board というLDAのクラスタリング結果を可視化するツールを開発しました。 この記事では応募した理由や取り組んだ内容、インターンシップ期間中の生活について紹介します。

インターンで取り組んだこと


インターンでは、LDA-boardというLDAの結果を可視化するツールを開発しました。 LDAは文章のクラスタリング手法として提案されたものですが、ユーザの分類や時系列データの分類など様々な分野での応用が行われています。 LDA-boardでは特にユーザに関するデータの分析に便利なUIとなることを目指しました。

LDA-boardでは次のような流れで分析を行うことが出来ます。 1. 公開されているテンプレートを元にdigdagワークフローを作成し、Treasure Data Workflowにpushする 2. LDA-boardからpushしたワークフローを選択し、パラメータと共に実行する 3. ワークフローの実行が完了したら、可視化に必要なデータを取得する 4. 可視化 :tada: (グラフの表示、termによるフィルタ、付加情報の表示など)

アプリケーションの開発にはRailsおよびReact/Reduxを用いました。当初からDockerを用いてAWSにデプロイする計画であったので、基本的にはdocker-compose upで使える状態になることを目指しました。

インターン期間中に、開発中のLDA-boardに外部の方に触れてもらいフィードバックを頂ける機会があったので、その際はAmazon ECSにデプロイしたものを用意しました。

インターン終了間際には、インターン終了後もデモが出来るようにするためにEC2上にもデプロイしましたが、Dockerベースの構成になっていたので気軽に行えました。Docker最高です

応募した理由と選考の過程

  • (実は去年も応募したが、その時にはなかった)フロントエンド開発の枠があったこと
  • 同じ大学院だった1つ上の先輩が昨年のインターンに参加し、丸の内OLになれて最高そうだったこと

の2つが大きかったです。

応募の際にCVが必要ですが、就職活動のためにレジュメのような何かを用意してあったので、それをベースに作りました。

面接では研究テーマやアルバイトなどで取り組んでいた内容について、ホワイトボードを使いながら解説しました。過去のインターン生のブログを見ると、コーディング試験があったようですが、自分の場合はありませんでした。

インターン生活

インターン中は錦糸町駅のあたりにウィークリーマンションを借りて、そこから通っていました。すみだ水族館の年パスを作ってN回ぐらい行きました。

有り難いことにインターンのお給料からウィークリーマンションの費用を引いたとしても、雑にアルバイトをするよりも高給です。 頑張って自宅から往復すればiPhone XsをM個ぐらい買えた気もしますが、オフィスに居る以外の時間に研究を進めるなど、インターンの時間帯以外を活用できたので良かったと思っています。

面接の際に相談していましたが、週に一度程度のペースで研究のMTGするために、事前に決めて休みの日を作ったり午前中を休みにするのを認めて頂いていました。おかげで修士での研究をストップせずにインターンに参加できたのがとても有難かったです。

ちなみにお昼ご飯は毎日ケータリングがあるので、実質タダです。(オフィスグリコとか飲み物が満載の冷蔵庫もありました)

感想

出来るだけ早く動く状態のものを作ろうと思っていましたが、デモが出来る状態になるまでにちょうど1ヶ月ほど費やしてしまったのが残念でした。 もう少し早くできれば外部の方にフィードバックを頂いたり、内部の方にレビューしていただけたかもしれないと思うと…

あとはdigdag自身の習得や可視化のためのデータの扱いの検討などに時間を使いすぎてしまったように思います。

インターン期間中はTreasureDataやAWSを気軽に使える状態にあったのですが、TreasureDataのConsoleで巨大なデータに対して気軽にSQLを書いて試せるのがとても気持ちよかったです。

まとめ

参加したインターンシップについて紹介しました

会社が買収されたり名前が変わったりと変化の真っ只中なので、来年もこれまでと同様のインターンが募集されるかは不明ですが、最高の環境で研究/開発に取り組める素晴らしい会社なので、チャンスが有ればぜひ応募することをオススメします!!

インターンの様子