博士課程に進むときに考えたこと

#diary 2018/12/18

これは klis Advent Calendar 2018 18日目の記事です。

klisを卒業して、今はslisのM2で、来年度は同じ大学院の博士後期課程に進学することになっています。

自分は大学院を卒業するときに、就職するか進学するかでだいぶ悩んで、最終的に進学することを選びました。

はっきり言って博士号取れるかなんて現時点では分からないし、みんな進学するべきみたいなことを豪語することは出来ません。自分も数年後に「大学院はクソだ」と言って退学して、全く別のことをしている可能性も大いにあります。

だけど、数年後の、研究がダメでエモくなっている自分にとって、博士課程に進もうと思ったきっかけが何かのモチベーションに繋がるかもしれません。なので、あくまで数年後の自分に伝える感じで、進学しようと決めるまでに考えたことを書いてみようと思います。

読んでいる皆さんも、ご自身の文脈に載せて読んでもらえたら嬉しいです。全く同じ状況の人なんていないと思うので、共感できる部分と出来ない部分があるんじゃないかと思いますが、適当に置き換えたり読み飛ばして下さい。

就職したい理由は?

  • 以前からソフトウェアエンジニアになりたいと思っている
  • アルバイトとかインターンじゃなくちゃんと仕事として開発ができる
  • 進学して研究しても給料は出ないが就職すれば少なくとも給料がもらえる
  • CookpadやメルカリやGAFAなイケイケカンパニーに就職した人達は楽しそうだし、結婚キメている人もいる。明らかに人生の選択として正しいと思う
  • 研究から開放されたい(働くのも大変だけど研究より楽と言う人は多い)

進学したい理由は?

  • 博士号欲しくない…?ドクターだぜドクター
  • 単に開発のスキルだけでなく、論文の読み書きやプレゼン、実験デザインなど、自分達のアイデアが優れていることを説明するためのスキルはどこでも役に立つと思う
  • だから無理矢理にでもこれらを身に着けてみたいし、いろいろを犠牲にするに値すると自分は思った
  • たぶん定年まで同じ所で働いて退職金をもらうみたいな生き方はできなそうなので、働き始めるのが数年遅くても関係なくない?と思った
  • トップカンファレンスに論文通してみたい(修士で通せていたら就職してたかも)
  • 実験したり何かを作るのは好きなので、自分にどこまで出来るか試してみたいと思った

就職活動が上手く行かなかった?

  • 自分的にはだいぶ上手くいったと思う
  • 行きたいと思って受けた会社2社から内定貰ったし、学部で就活したときのオファーよりも給料が上がった
  • ちなみに学部と修士で合わせて16社ぐらい受けました(そのうち6社から内定が出た)
  • インターンも合わせたら25社ぐらい受けた
  • 日本の会社に就職する場合は、博士卒と修士卒で給料が変わらないことが多いのでこれから上がることは(日本では)期待出来ないかもしれない
  • 内定を辞退するにあたって、卒業したり途中で辞めることがあったら連絡してねと言ってくれるところもあるし、とりあえず働いてみればと引き止めてくれるところもあった。今すぐ大学をやめて来てほしいといってくれるところもあった

お金問題

  • 現状はアルバイトと奨学金(返さないといけない)で生活している
  • プログラマーのアルバイトを兼業しているが、有り難いことに、リモートワークが出来たり、大学が忙しいタイミングは作業を止めることも相談できるので、一応バランスをとって出来ている
  • ただし体調崩したりして仕事が止まると実質的に収入が無くなるので、数年後も今の状態を継続することは出来ないと思う
  • フリーランスで頑張るみたいなことも出来るかもしれないけど、これに時間を割き過ぎると卒業できないと思う
  • お金問題が解決されれば進学したいのに、と考えている人は実はたくさんいると思う
  • 日本学生支援機構の奨学金は成績が優秀だと返済免除を受けられたりするが、一方で死亡した場合も免除を受けるチャンスがある。身の回りの人に迷惑をかける様なことになってしまったら死亡しないといけない

お金問題(学振)

  • 学振は迷っている段階なので出せなかった(出すほどの決心がその時期に出来ていなかった)
  • もしまだDC1に出せるタイミングで迷っているなら絶対に出したほうが良い
  • 来年は確実に出したいと思っているし、通るように研究成果を積む必要がある
  • 優秀な人はRAとかで雇われたり出来るかもしれないが、割と運とかタイミングに左右されてしまうと思う

研究室問題

  • 修士でやっているようなテーマを今後も続けるかどうか
  • 今のところは似たようなことをやるつもりだけど、大きく変わっても良いと思っている
  • 研究室タスクが多すぎて自分の研究ができなくなったらやめる or 研究室や大学院を変えることを考えている
  • 大学院生を研究室の労働力としてみなしているうちは進学する人は増えないと思う
  • とはいえいろいろやってみたい人は少なくないと思うので、上手く動機づけしたり成果につながるような工夫ができたらお互いに幸せになれるのにと思う
  • この辺は、大学にいる人はマネージャーでもリーダーでもないから仕方ないかもしれない

親との相談

  • 割と容認してくれていた(と思う)
  • ただし何をやっているかは理解していないかもしれない
  • じいちゃん世代の人たちには早く働く姿が見たいと言われる
  • 確かに、はっきりいって働いてはいない。だけど社会人ではあるのでは?と自分は思ってしまう(仕送りは難しいかもしれないが、学費とか生活費は自己負担なので)
  • あとは「そんなに勉強が好きなんだねぇ」と言われるとなんとも言えない気持ちになる。なんて返していいのかまだ分かっていない
  • 親などからの見られ方は、彼らが大学を出ているかどうかなどによって大きく変わってしまいそう
  • 自分がやろうとしていることを間接的にでも伝えられれば良いけど、分野によっては難しそう
  • 自分の場合はパソコンで遊んでいることになっていると思う。大体合ってる

博士課程にいる人とか研究者の人と話す

  • 知り合いの方やボスに紹介してもらった人と話す機会が何度かあった
  • 修士で卒業して、どこかで働いたり研究者をやって、数年後に博士課程で大学に戻ってくるような人は割といる
  • あと当然博士課程に進むべき考える人もいて、ここに書いているようなことでそもそも悩んでいない人もいるので、雲の上の存在だなと思う
  • そういう人たちはひたすら研究だけをしているので、どうやって生きるかみたいなことも考えている人より強そう
  • 本当はもっといろいろな人と話してから考える必要があったかも
  • ただし、同じ道をたどることは難しいと思うので仕方ない(全く同じテーマで博士号取ることは出来ないから)

卒業したあとどうするの?

  • 今のところは就職したいと思っている
  • プログラミングしているときが一番楽しいので、プログラミングできる仕事が出来たら良いと思う
  • 修士卒では考えられなかった、大学や企業で研究者として働くような道もあるのかもしれない

卒業できなかったらどうするの?

  • 社会をナメるなと言われそうだけど、もし中退するようなことがあっても、Web制作とかの仕事をして一時的にでも生計を立てることが可能だと思っている
  • だから卒業できなくても人生が頓挫することは無いと思う
  • プログラミング好きじゃなかったら進学するのはリスキーすぎて就職してたかもしれない

おわりに

  • 卒業 or 中退するタイミングなどの節目に生きていれば、振り返りのブログを書こうと思います
  • 筑波大学 図書館情報メディア研究科 2018年2月入試の出願期間は 12/3 ~ 12/26です